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<画像引用元:jisin.jp>
こんにちは、このサイト管理人AKIです!
9月19日土曜日22時10分~23時10分テレビ朝日系列
【激レアさんを連れてきた】では
京都老舗和菓子屋「亀屋良長」女将である
吉村由依子さんがゲスト/激レアさんでした!!
<老舗和菓子店の御曹司と結婚し「ウフフッ」と思っていたら、
実は倒産寸前で伝統をぶっ壊しV字回復させた人 >
うふふと思っていたかは少し?のところがあると感じましたが、
倒産寸前企業をV字回復って凄いと思いませんか?
あとは、伝統は壊していないとは思うのですが、
作り上げてきた物に新たな風を入れることって
人ってどうしても抵抗してしまうんですよね・・・
改めて、どのように店舗を立て直したのか
記しておきたくて記事アップしました!!
Contents
吉村由依子のプロフィール!
<画像引用元:mainichi.jp>
読み:よしむら ゆいこ
生年月日:不明ですが昭和52年京都府生まれ。
最終学歴:同志社女子大学生活科学部食物栄養科卒業後、
Le Cordon Bleuパリ校(世界的に名高い料理学校)で
料理ディプロムを取得し、帰国する。
大学時代に亀屋良長8代目の良和さんと出会い、なんと3ヶ月のスピード婚。
良和さんは当時25歳で、「亀屋良長」の8代目を継いでいました。
そして和菓子の世界にも興味が湧くようになるのです。
13年から家業の手伝いを開始し、販売や商品企画開発などに携わる。
26年女将に就任。
元々食べものに関しての学問をされていたと思っていたら、
学生時代から料理好きだったのですね!
趣味でフランスへ留学だったのですね!!
そして職業にも繋がっていますので、好きな方面でご活躍されていて
良いなと思います!
売上最下位の年間200個を25,000個の売上に変貌させた企画力
<画像引用元:kameya-yoshinaga.com>
吉村さんは洋菓子を学ばれていましたが、結婚を機に和菓子に興味を持たれ、
和菓子の奥深さに魅了されていく一方、業界を知れば知るほど、
下降の一途を辿っていることが非常に悲しく、危機感を持ったといいます。
そこで吉村さんは、持ち前の発想力で売り上げ最下位の商品を生まれ変わらせたのでした。
それがこちらの“懐中しるこ・宝入船”(2004年販売開始)。
吉村さんが最初に商品化したものとなります。
「『亀屋良長』の販売商品は和菓子故日持ちの短いものが多いなか、
“懐中しるこ”というお湯を注ぐだけでおしるこが完成し、日持ちする商品がありました。
味はおいしいのに見た目に特徴がなく、1シーズン約200個と売れ行きが良いとは言えない
状態でした。
何か工夫をすれば必ず売れると思っていたところ、外側が餅で覆われて中が見えないという
商品の特徴を生かして、おみくじである様々な形のゼリーを入れるという、
お汁粉で運勢が占えるというアイデアを思いついたのです。」
手間自体は既存の商品の中に「桜、山、紅葉、ハート、亀」と、ランダムに入った5種類の
かわいらしいゼリーで運勢が占えるという女性のハートをくすぐる遊び心だったのですが、
予想に反して、職人と職人の気持ちを考慮したご主人からは反対の声でした。
しかし、ここで吉村さんの「情熱」が勝ったのです!
反対意見に屈することなく、よいと思ったアイデアの実現に向け、行動した結果、
見事に若い女性を中心に大ヒット商品となり、百貨店でも取り扱う商品になりました。
そして1シーズンに2万5千個と、それまでの約125倍も売れるようになったのです!
ご主人の病気と倒産寸前の危機が和菓子作りに転機となった
<画像引用元:item.kameya-yoshinaga.com>
その後も数々のヒット商品を生み出し、順調に進んでいるかのように思えた矢先、
吉村さんに再び試練が押し寄せます。
2008年にご主人の脳腫瘍が発見。入退院を繰り返しながら看病する生活が始まります。
更に2009年には会社の借金が数億円にも膨らみ、経営が危機的状況であることを
知ったのです。
原因は①在庫の管理を含む生産ラインが整っていないこと。
②新規顧客開拓ができておらず、売り上げが伸び悩んでいたこと。
③そして店のビルの建築費。 以上3つとなります。
そこで、役員、従業員の給料をカットし、商品の見直しや仕事の効率化を図るなど
策を講じたものの、数年間は希望の光が見えず、苦しい期間が続いたそうです。
感謝する事を夫婦で始める
<画像引用元:item.kameya-yoshinaga.com>
ご主人である良和さんは藁にもすがる思いで、思想家の中村天風さんや
史上初の女性ヒマラヤ大聖者である相川圭子さんの教えを学び始めたといいます。
しかし吉村さんは目には見えない世界を信じなかったため、真剣に瞑想をしている
ご主人のことを疑心暗鬼で見ていましたが、次第にご主人が颯爽とし始めた様子を見て、
入門を決意されます。
「相川先生が繰り返しおっしゃっていたのが、とにかくすべてに“感謝”ですよ、と。
世の中には嫌なこと、しんどいこともありますが、すべてに感謝することで
人生は好転していくと教えていただきました。」
主人が病気になり、経営状態は火の車で、先代との関係もあまりうまくいっていないなど、
苦しいことの連続でしたが、瞑想を始め、“感謝”するよう心掛けたことで、不思議なことに、
会社の流れが急激に変わり始めたんです」
何事にも「感謝」するようになると、物事がとんとん拍子で進むようになったのです!
これは管理人の意見ですが、感謝って本当に大事なことで
当たり前のことって無いんですよね。
つい、「ない」方に目を向けがちなのですが、
「ある」ことに感謝していると、益々「ある」現実が引き寄せられてくる
そうですよ!!
感謝ありきです!!
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和菓子に四季折々の変化をつけた
<画像引用元:gramho.com>
実際、「おみくじしるこ」だけでは数億円の借金を返せるものではありませんでした。
そこでさらに、由依子さんは新たなアイデアを思いつくのです!
それは1年を通して、これまではそんなに代わり映えしなかった和菓子に
なお一層の四季折々の変化をつけることでした。
このアイデアも職人さんから猛反対をされながらも、なんとか頼み込んで
商品化までこぎつけると、これまた若い女性を中心に大ヒットしたのです!!
本当に消費者の心を掴むことが上手ですよね!!
そうなると消費者側も季節ごとに変わる商品を目当てに、1年を通して多く来店するように
なったのです。夏の時期は「銀河」「夏祭り」、秋は「山の幸」など、涼しげで
色鮮やかな期間限定の品々が、インスタグラム映えする話題の和菓子になり、
大人気を博しました。
『吉村和菓子店』の立ち上げ
<画像引用元:intojapanwaraku.com>
先述した通り、ご主人様である良和さんの脳腫瘍からの復帰に要した歳月は
2年かかったといいます。
その間、良和さんに大きな変化が起き、肉や魚、乳製品、砂糖と粉の組み合わせなど、
多くの食品を体が拒むようになったのです。
そんな変調が疑問を沸き起こしました。
「元より和菓子は非日常的な贅沢品なので、精製した砂糖などをふんだんに使い、
強いて言えば栄養バランスを無視したものでした。
それがしんどくなった自分が、伝統的な和菓子を売っていいものかと……」
そこで、「体の変化を受け、自分のような人にも幸せを感じられる菓子を
つくりたいと思うようになりました」とのこと。
そんな中、百貨店からの新製品依頼が舞い込みます。
そこで夫妻は、『亀屋良長』の定番商品『烏羽玉』(うばたま)を体への負担が少ない材料で
つくる『美甘玉』(みかもだま)の試作に取り組みました。
<画像引用元:blog-kyoto.takashimaya.co.jp>
『烏羽玉』で使っていた黒糖の代わりに様々な植物系甘味料を試し、
最終的にココナッツシュガーにたどり着くも、業務用のココナッツシュガーが無く、
市販の小袋入りでまかなったそうです。
1カ月をかけて新製品が完成すると、それを披露した百貨店から意外な申し出が
あったのです。
「新製品と『烏羽玉』を同じ箱に入れて売りたい」内容でしたが、
それはどうも違うなと。
新製品と並べてしまったら、『烏羽玉』を始めとする『亀屋良長』を否定する形に
なってしまう。
そうではなくて別ブランドを設け、そこでは<体に優しいという選択肢を増やそう>と
いうことで伝統に裏打ちされた革新的ブランド『吉村和菓子店』が誕生したのです。
<画像引用元:o-ensoku.net>
ただ、世間から受け入れられるのか不透明だと思っていたところ、
「これなら糖尿病の人に贈ることができるとよろこんでくれたお客様が現れ、
少しずつ広がりを見せていきました。意外だったのは若い方が興味を持ってくれたことです。
白砂糖が苦手な人って案外多かったんですね」ということです!
そうです、白砂糖って精製されてますから、ミネラル分って殆ど無い上に、
実は免疫機能を低下し体温を下げてしまうんですよね。
ですのでミネラル分豊富な天然甘味料使用のお菓子なら、
管理人も食べたいです!!
低GI値のココナッツシュガーとパラチノースでつくったメレンゲに、
有機発芽玄米、韃靼そば、抹茶など多彩な素材を載せ、
低温オーブンでじっくりと乾燥焼きした『鳳瑞』。
<画像引用元:erisekiya.com>
和菓子でありながら、どことなく洋菓子のようにも見えるこちらの商品。
由依子さんが洋菓子を学ばれていた経験が活かされている気がします!
この『鳳瑞』を企画したのは由依子さん。
そしてまた通年商品を『種まき』と命名し、バレンタインデー向け期間限定品に
「種を蒔くことで春の訪れを待つ気分を味わってほしい」という思いを込め、
『待ち春』と名付けたのも由依子さん。
良いネーミングセンスも持たれていますよね!!
こうして他にも次々とヒット商品を連発し、業績が大幅に回復し、
店舗を全面改装するまでに至ったのです!!
このページのまとめ!
<画像引用元:souda-kyoto.jp>
「亀屋良長」で売られている和菓子は、配合帳を元に、江戸時代からほとんど
変わらぬ製法で、全て総勢10名の職人たちが手作りし、今もなお伝統の味を
守り続けているということです。
200年前の和菓子の木型や、戦時中にお店に出していたメニュー表、
さらに和菓子を献上する際に用いた菓子箱もあるそうですが、
やはりこれだけ伝統がある老舗店ですと、今までの事から離れて
新しい風を取り入れつつもととは思えど、いざ実際に変化となると
やはり抵抗があって当然のことと思います。
ですが、この伝統を良い意味で壊して、時代の流れに乗った
商品で消費者の心を掴んでいるのです。
勿論吉村由依子さんの発想・企画力も素晴らしいですし、
それを受け入れて変わるお店も素晴らしいと思いました。
また、ご主人の病気が発覚したときはとても苦しく大変だったと思うのですが、
後々に新しい体に優しい商品ブランドを立ち上げるきっかけにもなったのですから
悲観しているのではなく、常にそこで何が出来るのか考え
行動することを吉村由依子さんから学んだ管理人です!!
京都に行ったら、是非店舗に行き、味わってみたいです!!
「亀屋良長」
<住所>〒600-8498
京都府京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
<市バス>「四条堀川」下車すぐ(京都駅からは9、50、101番に乗車)
<電車>阪急大宮駅 東出口から徒歩5分
阪急烏丸駅 24番出口から徒歩10分
地下鉄烏丸線四条駅 24番出口から徒歩10分
京福電鉄嵐電 四条大宮駅より徒歩6分
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