<特記無場合の画像引用元:タモリ倶楽部>
「最近、流浪せずにテレ朝だけで撮ってる
タモリ倶楽部です」でスタートしました!
お、ここで鉄道ファンの方には
嬉しいお知らせをタモリさんがしてくださいます。
「2022年 九州新幹線 長崎(西九州)ルートが
開通予定」なんだそうです!!
出身地の方&地元の方は
喜ばしいことではないでしょうか!!
そこで2022年繋がりで
「おめでとうございます、タモリさん!!」
ん?九州新幹線のこと?
ではありませんで、
ビビる大木さんが仰るに
【2022年は高校必修科目に地理が加わる】
ということなんですね。
また今回のゲストに、
現役大学生である
櫻坂46の
原田 葵(はらだ あおい)さんが
タモリ倶楽部に来てくれましたよー!!
原田さん曰く
「地理は大学受験に必要なかったので、
どっちかというと、世界史等歴史のほうが
好きですね」
「なんとなくそっちだよね~」
ということなんです。
その前に、私管理人は
原田さんの足元が気になってしまいました・・・
足袋?
足袋ブーツ???
話を元に戻しまして・・・
実は1973年に選択科目になって以来、
49年ぶりの必修化なんだそうです!!
地理関係者は歓喜に湧いているのだとか(笑)
それゆえ、今まで虐げられてきた黒歴史があり、
地理必修化の喜びとコレまでの悲哀を
激白されたり、
地理の特別授業を開講してくださったりと
現役高校地理教師の方々が
タモリ倶楽部に集結して下さいました!!
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Contents
何故地理は敬遠されてしまうのか?
原田さん曰く
「やっぱり歴史の方が良い。
奥深いことを知ることが出来る」
という理由で、地理敬遠。
何たる不遇。
そこにタモリさんは
「地理だって面白い!」と反撃!
何故なら、
「地理だって歴史があるから」と
いう理由なのです。
ビビる大木さんも
「習ってきたかどうかも
覚えていない」
に対し、
タモリさんは
「どうやって地理を知らず、
地図もなくて
どうやって生きてきたの?」と
逆質問。
「携帯があるので、
それで調べます」と
原田さんのお言葉。
ここに現在の地理敬遠が
表れているわけですね。
2022年に高校地理必修化で変わることは?
ここで、現役地理教師の声を代表すべく
こちらのお三方がご登場です!!
[地理が必須化になって感じたことは?]
<柴田先生>
必須になって嬉しいです。
地理の教員が少ないですから。
代打逆転満塁ホームランですね!
<井上先生>
「ついに我々の時代が来た!」って感じです。
<新井先生>
「全国の高校生全員が地理を受けるとなると
ゾクゾクしますね」
分かりやすく図解で示したものが
こちらです↓
2022年になると
近現代史を中心に学ぶ
「世界史A」と「日本史A」が
統合し[歴史総合(近現代史中心)]になり、
生活・文化を中心に学ぶ
地理Aが[地理総合]となります↓
数十年ぶりというわけですし、
タモリさんの音頭で
「地理必修化万歳!!」
このノリが流石タモリ倶楽部!!
だと、管理人は思わずにいられません(笑)
現役高校生は地理必修化についてやっぱり・・・
<地理必修化に対する高校生の反応は?>
・必修化になることは知らなかった
・地理取るなら他の教科を取ろうかな
・授業がダルそう
・やめていただきたい
・教科書をめくるより、
スマホで調べればすぐに答えが出る
・学ばなくても生きていける
・地理と歴史学ぶなら?→4人中全員
「歴史。分かりやすいから」
というように、芳しくありません。
そもそも、こんな悲しいデータが↓
これが、現役の意識です。
タモリさんは
「高校で学ぶことが生活に直結するという
考えが間違っている」とのこと。
学校側も特にお伝えはしていません。
何故なら
「必修になるのは2022年入学の生徒たちだから」
です。
今の高校生には伝える必要性が無い訳です。
だから、上の円グラフの「知っている」子たちは
「よく知ってる、凄い!」ということなんです。
地理がどんな苦難の歴史を歩んできたのか?
詳細を年表で見ていきましょう!
ちなみにタモリさんは高校で地理必須の時代。
ビビる大木さんは1990年高校入学なので
地理は選択科目となるのですね。
あと、やはり大きいことは
1994年の世界史が全国で必修化されたことと
2000年代に有名私大などの試験科目から
地理が廃止され、厳しくなったところに、
2012・13年と
東京/神奈川の公立高校で限定とはいえ
日本史が必修化されたことで
追い打ちをかけられてしまうのです。
こんな状況下でどんな悲哀を受けて
来ざるを得なかったのか
皆様発表です。
<柴田先生>
「職員室でアウェー感」
これは辛い。辛すぎる。
先にも述べたように、地理教員は少ない。
地理教員は絶滅危惧種みたいなものなので
パワーがない(笑)
これに関しては新井先生も、
「職員室もだが
社会科(教科)準備室でもアウェー感。」
日本史と世界史の先生達ばかりなんだそう。
つまりは<学校での居場所がない>
タモリさんは
「よくグレませんでしたね!」とのこと(笑)
<井上先生の悲哀>
「生徒に地理の先生と思われない」こと。
地理だけ教えてるわけではなく、
歴史(世界史)も教えている
井上先生。
地理1コマの授業に対し、
世界史は6コマを教えているのだそう。
それだからか
「地理も教えているんですか!!」と
生徒から驚かれるのだとか。
地理のほうが好きだとは直接口にはしていないが
授業では全面的に押し出しているのだそう!
虐げられてきた科目「地理」の魅力をどう伝えるのか?
ここで、新井先生と
井上先生の特別授業スタートです!
<製鉄所の立地>についての授業
堅苦しいテーマのように見えますが
グーグルアースを使って分かりやすく説明してくださいます!
普段、何気なく使用している鉄。
どこからどうやって来るのか…気にしないのが現状(笑)
「世界に興味を持ってください」とのこと。
失礼いたしました。
そこで、どうやって鉄が作られていくのかを
見ていくとなると、
こうなります↓
北九州市八幡地区を見てみると…
赤いもの・黒いもの・白いものと
判別することが出来ますが
これはそれぞれ何なのか?というと、
①赤いもの…鉄鉱石(鉄さび)
②黒いもの…製鉄に欠かせない「石炭」
③白いもの…石灰岩
実は鉄という物質は
鉄鉱石と石炭だけでは出来ないのです。
石灰岩は鉄を溶かすときの灰汁取りの
役目なのです。
つまり、グーグルアースは
普段見られないところを
このように見ることが出来るという
最高ツールなんですね!
ほかにも、東京湾では
川崎製鉄所。
何故海の近くにあるのか?というと、
輸入しているからなのですね。
で、この製鉄所の海に面しているところでは、
バルクキャリアが横付けされていて、
クレーン車で時下積みされるのです。
新井先生は「テンションあがる」ということです(笑)
ではこの鉄鉱石、
どこから来ているの?の
疑問に答えるものグーグルアース。
日本が50パーセント以上の鉄鉱石を
輸入しているという、
鉄鉱石が沢山採れる国があるのですが
それが何処なのか、グーグルアースで追えるのです。
日本より南へ行くと…
あ、もう既に赤い!!
原田さん感慨深げになってます!
タモリさん「これ四国」w
ビビるさん「俺でもわかりますよ」
オーストラリアですね。
この、オーストラリアの大地の色を見ると、
鉄鉱石の色なんですね…
採れた鉄鉱石は
このポートヘッドランド港に
集まるということで、
港の先には先ほど見た
バルクキャリアが行列を
なしているのですねー。
この何層かのバルクキャリアが
日本にやってくる、そんな訳に
なっているのです!
正に教科書だけでなく
話だけでなく
体系的に理解できる
今日の地理の授業なのです!!
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井上先生の授業「トンボロ」の魅力に迫る!
トンボロ?
原田さん・大木さんとご存じない様子。
けど、タモリさんは勿論既知?
このトンボロ、地理の教科書には
バッチリ出ているものなのですが、
管理人も知りませんでした。
トンボロの事例を見てみましょう↓
このように、陸地と島のあいだに
土砂等が堆積して出来た
「砂州(さす)」のこと。
砂というと大地としては
頼りない感じですが、
何百年、何千年と堆積しているので
人が住居を建てて暮らせる場所なのです。
トンボロ(陸繋砂州)は人々とどう関わってきたのか?
鹿児島県の甑島(こしきじま)は
井上先生曰く「純粋なトンボロ」とのこと。
では純粋でない(!)トンボロのご紹介。
①香川県小豆島のエンジェルロード(恋人の聖地)
正確には「準トンボロ」と称すのです。
こちらは潮の満ち引きによって
砂州が現れたり海水に隠れたりするのです。
で、砂州が現れるのが6時間ほどしかないので
エンジェルロードと言われるゆえんなんですね!
②北海道函館市
井上先生曰く、「キングオブトンボロ」がこちら↓
で、函館はこのトンボロを
上手く活かしているということですが
どういうことなのでしょう?
函館の夜景はトンボロのおかげ
函館の夜景は市街地部分に住宅や建物が多く密集していて
それが灯りをともしている。
で、対する海は暗い。
海と陸とのコントラストにより、
夜景が綺麗ということなんです!!
「地形だけ見るのでは無くて
そこに人がどのように関わっているのかを
見ていくと面白い」
という、地理の楽しさを
井上先生は教えて下さいました!!
原田さんは元々夜景が好きということですが、
そこにトンボロが関わっていたことを
知ったことにより、
「今度友達に自慢したい!」と
言っていました。
櫻坂46に「トンボロ」が
関わる歌がリリースされたら
とても面白いですね!!
「タモリ倶楽部のおかげだな」と(笑)
まだある!地理教育最先端ツールとは?
こちらのアプリ
「AR地形模型」を
新井先生に教えていただきます!
ARを使い、あたかも目の前に地形が
あるかのように見えるアプリなんだとか!!
ひいい、凄すぎますね立体教育って!
体系的に理解することが出来るのですから
本当に今のお子様方って
恵まれているんですね~!
タモリさん、体験中。
こう見えているようですよ!
凄く立体的!
河岸段丘の典型的な地形から
沼田駅と言い当てた
タモリさんです!
素晴らしいです!!
ここで、「とんかつトミタ」さんの
ご紹介。
何でも段丘を見ながら食べる
とんかつは絶品だそうで。
なかでもこちらの沼田は
タモリさんが上京されたときに
すぐに訪れた場所であるとのこと!
だから、すぐに言い当てられたのですね!
<補足>
「とんかつトミタ」店
<画像引用元:写真:とんかつ トミタ(群馬県沼田市下久屋町/とんかつ、テイクアウト) – Yahoo!ロコ>
住所:群馬県 沼田市 下久屋町 767-7
営業時間:11:00~21:00(L.O.20:55)
※詳細はお店にて
ご確認されたほうが確実です!
電話番号:0278-23-3664
定休日:水曜・年末年始
先の高校生が
「地理なら分からなかったら
携帯で見ればいい」と言ってましたね。
まあ、確かにそうなんですが、
やはり自分自身の知識で
ものを言えると、
「選べる物が違ってくる」と思うのです。
管理人が高校生の時と
今の時代の教育って本当に
体系的に学べるんだなと
思ったのです。
こちらでは良い面にスポットライトが
あたりましたが、
先生達が大変なのは
これからでしょうと
思ってしまうのです。
とにかく地理必修化の手応えを感じられた
30分間でした!
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